「新型コロナウイルス重症患者が、一命をとりとめた・・」
・・でも、その後の話（後遺症）はあまり報道されませんね
少し前から、徐々に新型コロナウイルス後遺症外来の報道が出るようになりました
退院しても、半年たっても、社会復帰できない・・
終わりの見えない不安・・
これが後遺症の怖さですね
新型コロナ後遺症について気になったので少し調べてみました
ちなみに、コロナ後遺症の基準は、14日間を超えて続く症状とのこと・・
新型コロナにかかっても、後遺症が出る人と出ない人がいます
後遺症が長引くことや重症化の原因は不明らしい・・
様々な追跡調査データで報告されているのは、
①後遺症の発症は、発症時の症状（軽症、中等症、重症）に関係ない
②後遺症の発症は、年齢に関係ない （20代～70歳以上で同等比率）
新型コロナ後遺症の原因は不明ですが、仮説はあります
先ず、新型コロナウイスの発症の流れをおさらいしましょう
そして、侵入されやすいのが、肺、脳、鼻や口腔粘膜、心臓、血管内皮、小腸とのこと・・ つまり、これらの器官の細胞が直接ダメージを受けやすいわけです
ダメージの原因の仮説
つまり、新型コロナウイルスが侵入しやすい器官で、ウイルスの増殖によって細胞が破壊されると、その破壊された細胞の影響で、過剰に免疫反応が加速され、周囲の器官にダメージを与えてしまい、それによってさらに免疫系が活性化し暴走するという悪循環・・
怖いですね～
新型コロナウイルス感染から回復しても、ダメージを受けた器官の細胞は、直ぐに元に戻るわけではありません
肺では、破壊された細胞や、肺炎で肺胞と血管の間の層（間質）が厚く硬くなることで、酸素が取り込めなくなったり、さらに進行すると縮んで（線維化）つぶれてしまうと、肺として機能しなくなってしまいます
ダメージから回復できるとしても、相当な時間がかかります
（間質性肺炎の進行で線維組織に置き換わってしまうと、元の正常な肺組織には戻りません・・その部分は治らないんです・・）
鼻や口腔の細胞が破壊され、ダメージが強いと、当然、味覚嗅覚異常が長引きますよね
同じことが、脳、心臓、小腸、血管内皮など、大きなダメージを受けた器官で同時多発的に影響が残るわけです
この仮説が正しいとすれば、後遺症の深刻さは、新型コロナウイルス感染で引き起こされた器官の細胞ダメージの大きさと関係しそうです
逆に考えると、正しく免疫機能が働き、新型コロナウイルスが自分の免疫系で対処できれば、サイトカインストームが起きないので、ダメージが小さい
それによって、後遺症も軽くなるはずですよね
つまり、適切な抗体をしっかり持っていればＯＫ
現状では、感染前であればワクチン接種、発症後では早期に抗体カクテルが効きそうですね
そもそも論：
呼吸器系疾患の感染症としてデルタ変異の新型コロナウイルスは史上最大の感染力といわれています（意外と知られていない）
昔は「3密を避けよう～」などと甘いことを言っていました・・
しかし、デルタ株では通用しません
今は、マスクをしていても、すれ違うだけで感染リスクがあるんです
（8/14現時点で、すれ違いによる感染が特定された例は報告無し）
更に、ファイザー社製ワクチン2回接種後でも21%の感染率（5人に1人は感染）
重症化は、ほぼ防げるのですが、感染しても無症状の場合が多く、無意識に周りの人にデルタ変異の新型コロナウイルスをばら撒くことになるかもしれません
先にも書きましたが、マスクしていてもウイルスは入ってきます
最も効果が高い部類の不織布マスクでも、吸い込み飛沫量は30%あるんです
（ウレタンマスクでは吸い込み飛沫量は60~70%・・ほぼスルー）
（鼻出しマスクなどは論外・・ほぼ無意味）
スパコン富岳のシミュレーションデータから計算すると、感染者が不織布のマスクを正しく着用していて、自分が不織布のマスクを正しく着用していた場合でも、新型コロナウイルスを含んだ飛沫量の6%は吸い込んでしまうんです
更に、会食時は飛沫量が通常の3～4割増しになることも知られていますね・・
マスクをした会食でも十分感染リスクがあることが分かります
最新の世田谷区のスクリーニングデータ(2021年7月12日～8月8日を参照）
介護事業所などの無症状の従事者を対象とした社会的PCR検査の随時検査の陽性率は約0.8%
重点的に衛生管理を徹底し、業務の性格上、陽性率0%が求められている業種の事業従事者で1%近い無症状感染者がいるということ・・
ということは、一般事業者などでは、これよりもはるかに高い無症状感染率と考えるべきでしょう・・
そのうちの3割以上がウイルス量の多いスーパースプレッダーと想定されます
従来株よりも1200倍ウイルス量の多いと言われるデルタ株の無症状感染スーパースプレッダーが、街中至る所で普通に生活して、無自覚にウイルスを拡散している・・・と、仮定すると、
・・最近の東京都内の感染者数の急増も理解できます
マスクをしていても、不特定多数の人混みが怖いという意味が分かりますよね～
言いたいこと：
新型コロナウイルスの抗体が無い人（ワクチン未接種の人など）は、感染した場合の重症化と後遺症の長期化リスクを考えて、真剣に感染対策した方が良いと思います
また、ワクチン接種済みの人も、感染対策は必要で、自分が無症状の感染者にならないためにも、災害級の感染爆発が収まるまでは、安易な行動は控えた方が良さそうですね
後遺症は、最悪の場合、治らない可能性があることを理解して・・
今、自分を守るために、出来る対策をやってみませんか
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参照：
武見基金COVID-10有識者会議 新型コロナウイルス感染症後遺症について
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/6466
コロナ 後遺症 検索
https://www.google.com/search?q=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A+%E5%BE%8C%E9%81%BA%E7%97%87+&ei=XuoWYYyjMPPTmAWItKHYBw&oq=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A+%E5%BE%8C%E9%81%BA%E7%97%87+&gs_lcp=Cgxnd3Mtd2l6LXNlcnAQAzIICAAQsQMQgwEyBAgAEEMyCAgAELEDEIMBMggIABCxAxCDATIICAAQsQMQgwEyCAgAELEDEIMBMgUIABCABDIICAAQsQMQgwE6CAgAEIAEELADOgkIABCwAxAIEB5KBAhBGAFQnvkaWOz7GmDcjBtoAXAAeACAAVOIAfEBkgEBM5gBAKABAcgBBsABAQ&sclient=gws-wiz-serp&ved=0ahUKEwiMytPN_q7yAhXzKaYKHQhaCHsQ4dUDCA4&uact=5
・・でも、その後の話（後遺症）はあまり報道されませんね
少し前から、徐々に新型コロナウイルス後遺症外来の報道が出るようになりました
退院しても、半年たっても、社会復帰できない・・
終わりの見えない不安・・
これが後遺症の怖さですね
新型コロナ後遺症について気になったので少し調べてみました
ちなみに、コロナ後遺症の基準は、14日間を超えて続く症状とのこと・・
新型コロナにかかっても、後遺症が出る人と出ない人がいます
後遺症が長引くことや重症化の原因は不明らしい・・
様々な追跡調査データで報告されているのは、
①後遺症の発症は、発症時の症状（軽症、中等症、重症）に関係ない
②後遺症の発症は、年齢に関係ない （20代～70歳以上で同等比率）
- 30日以降に脱毛・・・
- 120日経っても、約10%の人が味覚嗅覚異常が続き・・
- 更に、6か月経っても、約80%の人に倦怠感や脱力感が有って、睡眠障害、関節痛、食欲不振などの症状が残ることもあるようです
新型コロナ後遺症の原因は不明ですが、仮説はあります
先ず、新型コロナウイスの発症の流れをおさらいしましょう
- 新型コロナウイルスが飛沫・エアロゾルについて体内に入り、
- 細胞内に侵入して、
- その細胞内で増殖し、
- その細胞を破壊し、
- 細胞の外に拡散され、
- 血管の中を流れ、
- 次の細胞に侵入します・・
そして、侵入されやすいのが、肺、脳、鼻や口腔粘膜、心臓、血管内皮、小腸とのこと・・ つまり、これらの器官の細胞が直接ダメージを受けやすいわけです
ダメージの原因の仮説
- サイトカインストームの影響（過剰な免疫反応による炎症）
- ウイルスの活動による直接的な影響（侵入による細胞の破壊）
- 抗体不足の不十分な免疫応答
つまり、新型コロナウイルスが侵入しやすい器官で、ウイルスの増殖によって細胞が破壊されると、その破壊された細胞の影響で、過剰に免疫反応が加速され、周囲の器官にダメージを与えてしまい、それによってさらに免疫系が活性化し暴走するという悪循環・・
怖いですね～
新型コロナウイルス感染から回復しても、ダメージを受けた器官の細胞は、直ぐに元に戻るわけではありません
肺では、破壊された細胞や、肺炎で肺胞と血管の間の層（間質）が厚く硬くなることで、酸素が取り込めなくなったり、さらに進行すると縮んで（線維化）つぶれてしまうと、肺として機能しなくなってしまいます
ダメージから回復できるとしても、相当な時間がかかります
（間質性肺炎の進行で線維組織に置き換わってしまうと、元の正常な肺組織には戻りません・・その部分は治らないんです・・）
鼻や口腔の細胞が破壊され、ダメージが強いと、当然、味覚嗅覚異常が長引きますよね
同じことが、脳、心臓、小腸、血管内皮など、大きなダメージを受けた器官で同時多発的に影響が残るわけです
この仮説が正しいとすれば、後遺症の深刻さは、新型コロナウイルス感染で引き起こされた器官の細胞ダメージの大きさと関係しそうです
逆に考えると、正しく免疫機能が働き、新型コロナウイルスが自分の免疫系で対処できれば、サイトカインストームが起きないので、ダメージが小さい
それによって、後遺症も軽くなるはずですよね
つまり、適切な抗体をしっかり持っていればＯＫ
現状では、感染前であればワクチン接種、発症後では早期に抗体カクテルが効きそうですね
そもそも論：
呼吸器系疾患の感染症としてデルタ変異の新型コロナウイルスは史上最大の感染力といわれています（意外と知られていない）
昔は「3密を避けよう～」などと甘いことを言っていました・・
しかし、デルタ株では通用しません
今は、マスクをしていても、すれ違うだけで感染リスクがあるんです
（8/14現時点で、すれ違いによる感染が特定された例は報告無し）
更に、ファイザー社製ワクチン2回接種後でも21%の感染率（5人に1人は感染）
重症化は、ほぼ防げるのですが、感染しても無症状の場合が多く、無意識に周りの人にデルタ変異の新型コロナウイルスをばら撒くことになるかもしれません
先にも書きましたが、マスクしていてもウイルスは入ってきます
最も効果が高い部類の不織布マスクでも、吸い込み飛沫量は30%あるんです
（ウレタンマスクでは吸い込み飛沫量は60~70%・・ほぼスルー）
（鼻出しマスクなどは論外・・ほぼ無意味）
スパコン富岳のシミュレーションデータから計算すると、感染者が不織布のマスクを正しく着用していて、自分が不織布のマスクを正しく着用していた場合でも、新型コロナウイルスを含んだ飛沫量の6%は吸い込んでしまうんです
更に、会食時は飛沫量が通常の3～4割増しになることも知られていますね・・
マスクをした会食でも十分感染リスクがあることが分かります
最新の世田谷区のスクリーニングデータ(2021年7月12日～8月8日を参照）
介護事業所などの無症状の従事者を対象とした社会的PCR検査の随時検査の陽性率は約0.8%
重点的に衛生管理を徹底し、業務の性格上、陽性率0%が求められている業種の事業従事者で1%近い無症状感染者がいるということ・・
ということは、一般事業者などでは、これよりもはるかに高い無症状感染率と考えるべきでしょう・・
そのうちの3割以上がウイルス量の多いスーパースプレッダーと想定されます
従来株よりも1200倍ウイルス量の多いと言われるデルタ株の無症状感染スーパースプレッダーが、街中至る所で普通に生活して、無自覚にウイルスを拡散している・・・と、仮定すると、
・・最近の東京都内の感染者数の急増も理解できます
マスクをしていても、不特定多数の人混みが怖いという意味が分かりますよね～
言いたいこと：
新型コロナウイルスの抗体が無い人（ワクチン未接種の人など）は、感染した場合の重症化と後遺症の長期化リスクを考えて、真剣に感染対策した方が良いと思います
また、ワクチン接種済みの人も、感染対策は必要で、自分が無症状の感染者にならないためにも、災害級の感染爆発が収まるまでは、安易な行動は控えた方が良さそうですね
後遺症は、最悪の場合、治らない可能性があることを理解して・・
今、自分を守るために、出来る対策をやってみませんか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
参照：
武見基金COVID-10有識者会議 新型コロナウイルス感染症後遺症について
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/6466
コロナ 後遺症 検索
https://www.google.com/search?q=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A+%E5%BE%8C%E9%81%BA%E7%97%87+&ei=XuoWYYyjMPPTmAWItKHYBw&oq=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A+%E5%BE%8C%E9%81%BA%E7%97%87+&gs_lcp=Cgxnd3Mtd2l6LXNlcnAQAzIICAAQsQMQgwEyBAgAEEMyCAgAELEDEIMBMggIABCxAxCDATIICAAQsQMQgwEyCAgAELEDEIMBMgUIABCABDIICAAQsQMQgwE6CAgAEIAEELADOgkIABCwAxAIEB5KBAhBGAFQnvkaWOz7GmDcjBtoAXAAeACAAVOIAfEBkgEBM5gBAKABAcgBBsABAQ&sclient=gws-wiz-serp&ved=0ahUKEwiMytPN_q7yAhXzKaYKHQhaCHsQ4dUDCA4&uact=5
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